最近は家庭に1つは置いてあるであろうオリーブオイル。雑誌やテレビなどでも健康や美容に良いと取りあげられ、
私達の生活に馴染みのある物になりましたね。もしそれが偽装されたオリーブオイルだったらどうしますか?
日本のスーパーで売られているオリーブオイルのうち約9割は偽装された物だと言われています(-_-;)
今、オリーブオイルの他に優れたオイルがあるのをご存知ですか?
今回はオリーブオイルの間違った情報とお得な情報を伝えたいと思います(^^♪
オリーブオイルとは?
オリーブ発祥の地は地中海湾岸だと言われ、広く信じられている説では、オリーブオイルの使用はクレタ島だと言われています。
日本には、1908年明治41年に魚の油漬け加工に使われるため三重県・鹿児島県・香川県に苗木をし、香川県の小豆島に植えられたオリーブだけが根付き、現在も純国産オリーブオイルが作られています。
酸化しにくいオレイン酸を多く含むため、他の食用油に比べて酸化されない為固まりにくい性質があり、食用の他に化粧品・薬品・石鹸等の原料として幅広く使用されています。
生の果肉を非加熱で絞り抽出され、オイルは紫外線に弱く太陽光や蛍光灯の光で劣化してしまうので冷暗所に黒い瓶や表面をアルミホイルなどで遮光して保存しましょう(^^)/
*健康とオリーブオイル*
オリーブオイルは3つに分類され、ヴァージン・オリーブオイル、複製オリーブオイル、オリーブオイルに分けられる中で、とくに良いとされるのはエクストラ・ヴァージン・オイル。エクストラ・ヴァージン・オイルはオリーブの実を絞った汁から不純物を取り除き言わば、100%ジュースの様なものでオレイン酸の他にビタミンE・ポリフェノールなど抗酸化物質・オレオカンタールを多く含みます。オレオカンタールは、風邪薬に含まれる抗炎症剤としても使用されています。
オレイン酸は長期間に少量摂取する事で悪玉コレステロールを減らし脂肪異常症・動脈硬化を防ぐ効果があると言われています。
また、オレイン酸は消化吸収されにくいため腸を刺激し排便を促す効果もあり便秘解消になります!
※ただし、主に地中海で多く食べられており野菜や魚などと一緒に摂取する地中海食が健康に良い事であって、
オリーブオイル単品で摂取するのはあまり意味がありません
*なぜ品質偽装されたオイルが日本に出回るの?*
世界中でも偽装されたものが蔓延して問題となっています。国際オリーブ協会(IOC)が存在し、IOCが定める酸度は100gあたり0.8%以下とされていますが、日本はIOCに加盟しておらず日本農林規格(JAS)により日本は定められています。JASが定める酸度は100gあたり2.0%以下とされている事もあり、不純物を含むオリーブオイルが販売されやすくなっています。某テレビ番組で日本人は本物のオリーブオイルと偽装されたオリーブオイルが見分けられるか実験された事がありました。残念な事に日本人が好んで摂取しているのは偽装されたオリーブオイルでした。本来のオリーブオイルはポリフェノールなどが含まれ苦味や辛味といった独特な風味があります。私達が口にしているオリーブオイルには菜種油や馴染みのあるオイルが混ぜられている事もあり、マイルドな仕上がりになっているので使用されやすい傾向にあります。収穫時期や原産国を確認するのも良いと思います(^^)/
※購入する際は、色の濃いボトルに入っている物を選びプラスチック容器に入っている物は避けましょう。
☆今話題のMCTオイル☆
仙台勝山館や日清の商品として販売されているMCTオイル。MCTオイルの『MCT』とはオリーブやココナッツから採取されるオイルの中に多く含まれる中鎖脂肪酸という成分の事です。油の成分となる脂肪酸は飽和脂肪酸という炭素の繋がりの長さによって、短鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・長鎖脂肪酸の3つに分けられます。一般的に使用されているサラダ油・オリーブオイルなどの植物油はほとんどが長鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸は母乳・牛乳・ココナッツなどに多く含まれ、栄養の吸収を高めつつ代謝を促し身体に蓄積された脂肪を分解し排出する働きがあり、水溶性の食物繊維であるペクチンが豊富で糖や脂肪の吸収を遅らせる効果があるため血糖値の急な上昇を防ぐのでインスリンの過剰分泌を抑え脂肪を蓄積しにくい身体へと変えていく事ができます。ペクチンは水分を吸収しやすい性質があるので便を柔らかく便秘を解消し、善玉菌も活性化され腸内環境が整えられポッコリお腹も解消されます\(^_^)/
また、他の脂肪酸に比べて脂肪になりにくく運動による疲れを和らげてくれる効果があるので運動を無理なく続けられます。
私達は普段食事をしてブドウ糖を取り入れエネルギーを作り出します。普段の生活で使われるのがブドウ糖ですが、生命的危機に陥った場合ブドウ糖の不足により身体の脂肪を燃焼させてエネルギーとして使われるようになります。この時に肝臓で作られるのが「ケトン体」です。通常脳はエネルギー源としてブドウ糖しか利用できないと言われていますが、ケトン体はブドウ糖の代わりに脳のエネルギーに使えると言われています。飢餓状態になると貯蓄された脂肪から肝臓でケトン体が作られエネルギーとして利用されるので、体内にブドウ糖が十分にあるとケトン体は作られません。中鎖脂肪酸はブドウ糖が体内に十分にあってもケトン体を作り出す性質があります。しかも、長鎖脂肪酸に比べて10倍のケトン体を生成する事が出来ます。ケトン体をエネルギー源にできるのでブドウ糖は温存され、血糖値が維持される為お腹が空きにくく疲れにくくなるため、持久力の必要な運動も長く続けられといった効果が期待されている為、プロアスリートの食事にも組み込まれスポーツ業界からも注目されています。身体に蓄積された脂肪を使ってケトン体が作り出されるのでダイエットにも効果!
身体の健康面の他に認知症の高齢者に時計の絵を描かせ、初めは12と6の数字しか書けなかった方にMCTオイルを取り入れた食事をしてもらったら、なんと時計の絵を全て描けるようになるまで脳機能が回復したという実験結果が報告されています!
熱に弱いので炒める際に使用すると蒸発してしまうので、サラダやスープにかけたりご飯を炊く時に数滴たらすだけでOK(^o^)丿
私も今使って食べていますが、何にかけて食べても味の邪魔がなく少し腹持ちがよくなったように感じます☆
気になる方は是非試してみてください!
かば整骨院 菊地
健康ことなら仙台市若林区の整骨院「かば整骨院」でどうぞ。